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そうだ、大学職員になろう 〜元銀行員が語る転職とかの話〜

銀行員から大学職員へ、サラッと転職した人のブログ。大学職員専用の転職ノウハウをつらつらと。

潰れない大学を見極める その1

各大学は、財務情報をホームページ上で公開しているわけですが、

(過去記事参照。)

bank2university.hatenablog.com

なにをどう見ていいのかわからないのも事実。

そこで、まず「その大学が潰れないか」にポイントを絞って、

見ておきたい箇所を簡単に列挙していきます。

 

 

◆とりあえず、ここを見てみよう。

 

ポイント1.

事業活動収支計算書の「教育活動収支差額」「経常収支差額」が赤字でないか

 

その学校が「儲かっているのか」を見ます。

「教育活動収支差額」は、本業である教育活動で儲かっているか、

「経常収支差額」は、本業+本業以外で総合的に儲かっているかを表します。

両方とも、プラスだと黒字、マイナスだと赤字です。

赤字が大きい、何年か分を見たときに赤字が連続している、

といった場合は注意が必要です。

 

学校法人は儲け幅を大きくし過ぎると、

補助金が減額されてしまうなどのデメリットがあるため、

収支トントン~若干黒字辺りを狙うのが通常です。

 

それゆえに、

「大幅な赤字 or 連続した赤字でないかどうか」

がポイントとなるわけですね。

 

 

ポイント2.

貸借対照表の「純資産の部合計÷資産の部合計×100」が90%前後か

 

一般の企業では自己資本比率と呼ばれる比率です。

法人が持っている資産のうち、何%が自前の資産かを示します。

この数値が高いほど、法人として体力があり、

経営が安定していると言えます。

 

学校法人の全国平均は90%弱と言われていますので、

90%以上あれば安心できます。

 

 

 

ポイント3.

貸借対照表の「現預金」は充分にあるか

 

貸借対照表の「資産の部」の下の方に「流動資産」という項目があり、

その一番上にくる「現預金」。

まさに「おカネ」をいくら持っているかが示されています。

当然、多ければ多いほど良いです。

学校法人同士で比較する場合は、

「資産の部」に占める現預金の割合を比較するとよいでしょう。

規模に対して、どの程度おカネを持っているかがわかります。

 

実は現預金は、銀行員が企業に融資する際、

決算書の中でかなり重視する項目であったりします。

現金は最強の資産です。

 

 

財務諸表から「潰れない大学」を見る基本的なポイントは

以上の3点です。