そうだ、大学職員になろう 〜元銀行員が語る転職とかの話〜

銀行員から大学職員へ、サラッと転職した人のブログ。大学職員専用の転職ノウハウをつらつらと。

面接対策(大学職員・志望動機の3ステップ)

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面接で整理すべきこと5つ

 

1.前職についた理由

2.前職で経験したこと、身についたノウハウ

3.転職理由

4.志望動機

5.ビジョン

 

 

のうち、4.志望動機のはなし。

 

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大学職員専用の志望動機のストーリーの作り方。

それはたったの3ステップだという話。

 

 

 

「志望動機」のポイント

志望動機は、

「なぜうちで働きたいの?」

に答える、いわば面接のメインディッシュ 。

 

面接官が見ているポイントは、

 

・本気で働きたいと思っているか

・活躍してくれそうか

 

と言われますが…

 

それは確かにそうなんですけど。

 

(なんか抽象的!

どうすればいいのかわからんぞ!)

 

と思いますよね。

僕もそうでした。大丈夫。

 

本気か・活躍しそうか

ということを示すには、

 

企業分析をどうやって・どれだけしているか

 

これに尽きます。

 

どんな業界で、

どんな仕事内容か。

その大学の特色はこうだから、

他大学にはない強みがある。

 

だから働きたいんです、と。

 

この志望動機を作るには、

情報収集・分析・未来予測が必要ですので、

けっこう労力がかかります。

 

かけた労力で本気度をアピールしていきます。

 

 

(なるべく労力がかからないように、

このブログはお手伝いしていきますケドね。)

 

 

そして、

業界や仕事のことが分析されているので、

その仕事に対して

自分の強みが確かに活きることをアピール。

自分の強みが活きて、

活躍できるところで働きたいのは誰もが共感しますからね。

 

(大学職員っぽい適性は過去記事参照)

 

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本気か・活躍するか。

その2つへのアプローチは、

業界分析・企業分析に尽きるということです。

 

 

大学職員の「志望動機」3ステップ

 

1.なぜ「大学」がいいのか

2.大学は淘汰される逆風の時代である

3.「その大学」が生き残れると思う理由

 

 

この3ステップに沿って、

志望動機のストーリーをつくっていきます。

 

1.大学業界に興味がある

2.その大学業界は衰退に向かう面もあるが、

3.受ける大学には強みがあって、その状況でも生き残ると思う。

…だからその大学で活躍して、発展に貢献したい。

 

こんなイメージです。

個々に見ていきましょう。

 

 

 

なぜ「大学」がいいのか

 

これは業界全体についての話です。

 

そもそもなぜ「大学」という業界に就きたいのか。

 

 

・「大学生」に対して貢献したい気持ちが強い

 

・大学での自身の経験から、大学という教育機関をより発展させたい

 

・取引先に学校法人があり、職場として魅力を感じた

 

・地元の学校法人に勤めることで、地域活性化に貢献したい

 

 

など、どんな切り口でもOK。

自分の経験の中から、

大学職員になりたい「もっともな」理由を具体的に。

 

要は、

 

「自分、こういう経験や考えがあるので、

大学(教育機関)ならテンション上げて働けます!」

 

ということ。

 

 

 

大学は淘汰される逆風の時代である

 

ざっくり言うと、

 

①進学率の上昇とともに大学は増えに増えた

②少子化+進学率頭打ちの時代に突入した

③大学進学者数は減っていく

④私立大学の4割以上が定員割れを起こしている

⑤今後、特色の無い大学は無くなっていく

 

こんなストーリー。

これを踏まえて志望動機を組み立てているかどうかで、

アピールできる「本気度」がぜんぜん違ってきます。

 

 

少子化で逆風下にあるのが教育業界です。

 

実際、この話題にふれずに志望動機を言い切った場合、

 

 

「そんな夢語ってもさ、

衰退していく業界だよ?」

 

 

というカウンターパンチは 必ず とんできます。

まさに面接官の思うツボ。

 

 

大学にとって

ネガティブな話題こそキッチリおさえておくべき。

 

ただし、

大学というビジネス自体が「無くなる」わけではないですし、

既に定員割れを起こしている大学や、

財務内容がヤバイ大学を避ければいいだけだと思っています。

 

 

僕は銀行員時代、

いろんな会社を見てきましたが、

 

「こんな小さくて、

たいして儲かってもいない会社でも生き延びるのか」

と思うような製造業や建設業もめちゃくちゃあります。

 

そういった本当に厳しい業界に比べれば、

「大学業界」は、まだまだ就職先として全然アリなんです。

 

(だから転職したんですがね…)

 

 

 

「その大学」が生き残る理由

 

 

業界のネガティブな話題に触れたあとに、

 

でも貴学は他と比べてココが違う!

魅力がある!

だからこの先も生き残れると思う!

生き残りをかけた戦いは

いっそう厳しくなると思うけど、

自分も協力させてくださいまし!!!

 

みたいなことを言えばOK。

 

(いやほんとに。)

 

要は、受ける大学ならではの

「働きたい」と思えるポイントを言うわけですが、

ここが情報収集力の見せドコロ。

 

ほかの志願者と差を出しやすいポイント。

切り口は以下のとおり。

 

①その大学ならではの「取組」、「ウリ」は何か

②大学の定員充足率

③大学の卒業生はどうしているか

④財務内容はどうか

⑤同規模大学と比較してどうか

⑥実際に見学してみてどうか

 

 

 

 

 

①その大学ならではの「取組」、「ウリ」は何か

ホームページから読み取る。

これは基本事項としておさえる。

・教育方法 ・就職指導(就職率)

・資格取得 ・ゼミ

・部活動 …などなど。

何を押し出し、

どうやって生き残っていこうとしているのか。

 

 

②大学の定員充足率

ホームページの情報公開から。

地域の定員充足率の平均とくらべてどうか。

どのように推移しているか。

定員が確保できていれば、

現時点で魅力ある大学作りができていると言える。

 

 

③大学の卒業生はどうしているか

ホームページの進路に関する情報開示から。

また、「○○大学 社長」「○○大学 卒業生」などで

検索もかけてみる。

卒業生が活躍している=教育の充実。

(とは一概には言えないけど、尺度として。)

卒業生が活躍すると、その人が広告塔になるので

イメージ向上につながる。

 

 

④財務内容はどうか

ホームページの財務情報から。

過去記事参照。

 

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⑤同規模大学と比較してどうか

同じくらいの学生数をかかえる

他大学と比較してどうか。

同じくらいの偏差値の大学とも比較してみる。

受験生は複数受かったら、どこに入学するのか。

 

学生数は、↓ のサイトがありがたいことにまとめてくれています。

tanuki-no-suji.at.webry.info

 

 

⑥実際に見学してみてどうか

キャンパスに足を運ぶ。

エントリーシートが通過した大学は必ず見学する。

学生から受ける印象はどうか、

キャンパスの外観・トイレ等の設備はキレイか

立地はどうか。自分が学生なら、通いたいか。

働く自分を想像しながら、

最後に学食でご飯を食べて帰りましょう。

(食育も大事ですし…。)

 

 

使い回せる部分、大学ごとに作る部分

 

1.なぜ「大学」がいいのか

2.大学は淘汰される逆風の時代である

3.「その大学」が生き残れると思う理由

 

このうち、1.2.は使い回しOK。

しかし、3.はその大学専用に作り込む必要があります。

 

だからこそ面接官に本気度がつたわるというもの。

ここは、しっかりと時間を使って情報収集をして、

あなただけの志望動機を練り上げてくださいね!!

 

 

つづく。

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ちなみに…

 

選考内容を知るには転職クチコミサイト

面接をはじめ、大学によって採用試験はさまざま。

 

そこで、事前の情報収集として

転職クチコミサイトをおすすめします。

 

サイトに無料登録をすると、

給与や働きやすさを中心に

採用試験情報も収集することができるのです

実際に大学職員を受けた人の志望動機も見れますので

かなり使えます。

 

 

(たとえば、キャリコネというサイトだとこんな感じ)

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過去記事に詳しくまとめてありますので、

参考にしてみてください。

www.bank2university.com