そうだ、大学職員になろう 〜元銀行員が語る転職とかの話〜

銀行員から大学職員へ、サラッと転職した人のブログ。大学職員専用の転職ノウハウをつらつらと。

大学職員の給料=国家公務員の給料??

たまには大学職員の給料ネタ。

 

 

 

 

 

(大学職員の年収など、

ネットに転がっている情報をまとめた記事はこちら。)

 

bank2university.hatenablog.com

 

↑の記事でまとめたとおり、

かなり高給だとウワサの大学職員。

 

その中には、

「国家公務員の給料に準拠している」

という私立大学がけっこうあると聞きます。

 

つまり、

「国家公務員の給料と同じ仕組みで

同じ額をもらっている」

ということ。

 

ぼくが転職活動中にも、

「本学の給与は国家公務員準拠です」

と言っていた大学が実際にありました。

 

 

 

ということで、

 

国家公務員準拠の大学が存在することは事実!

 

 

国家公務員の給与体系がわかれば、

一部ではありますが、

私立大学職員の給与体系もわかってしまうかも。

 

 

 

国家公務員の給与体系

 

国家公務員準拠の給料表(基本給)はコレ。

 

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国家公務員は、

毎年「人事院」という行政機関から

 

「俸給表」という、

給料の金額表が発表され、

それに従って月額の給与が決まっていきます。

 

俸給表にもいくつか種類があるのですが、

一般的な事務・技術職に適用されるのは

「行政職俸給表(一)」という表。

国家公務員の半数以上がこれに沿ってお給料をもらっています。

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ソースページはこちら

 

 

国家公務員の平均年収はというと。

 

ちなみに、平成28年度の行政職俸給表(一)にあてはまる国家公務員の平均年収は

6,726,000円

だそうです。

 

ソースページはこちら(pdfで開きます)

 

 

給料の上がり方(昇給のしかた)

 

この「行政職俸給表(一)」ですが、

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縦軸が「号俸」

横軸が「職務の級」

 

となっています。

横軸はいわゆる「職階」のようなもの。

 

ヒラから係長、課長から部長のように

階級が上がるときに横にスライドします。

 

縦軸は、その職階の中での給与水準を表しています。

たとえば、1年の評価で

 

A…とてもよくできました

B…よくできました

C…ふつう

D…がんばりましょう

E…もっとがんばりましょう

 

という評価があったとします。

 

すると、昇給のしかたは

 

A…8号俸アップ

B…6号俸アップ

C…4号俸アップ

D…2号俸アップ

E…昇給なし

 

というのが一般的のようです。

 

ふつうに勤務していれば、

毎年着実に昇給が見込めそうです。

 

都会ほど多い「地域手当」とは

 

上の「俸給表」はあくまで「基本給」であり、

このほかに残業手当や住宅手当が支給されます。

 

その中でも、国家公務員ならではなのが

「地域手当」

です。

 

※地域手当を含む諸手当の一覧はこちら(pdfで開きます)

 

 

地域手当とは、

その土地の民間企業の給与水準に合わせるための調整手当のこと。

 

つまり、

「都会であるほど給与が多くもらえる」

というもの。

 

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東京都:基本給20%アップ

大阪市・横浜市:基本給16%アップ

さいたま市・千葉市・名古屋市:基本給15%アップ

 

と、こんな具合に。

これらはほんの一部であり、詳しい一覧はこちら。(pdfで開きます)

 

 

国家公務員準拠は意外と多い?

 

ネットでは

 

実際は地方私大は公務員準拠がほとんど(9割以上がそうだと思います)です。

 

といったコメントも見かけました。

給与体系は公開されないのがふつうですが、

実は国家公務員準拠という大学も多いのかも。

 

 

実際のところは口コミサイトで情報収集!

 

給料ネタでは書くようにしていますが、

転職で給与が気になる場合は、

無料登録をすると口コミが見れるサイトを活用するとよいです

 

(ここで「国家公務員に準拠した給料」という

口コミに出会ったら予想が立ちやすいですよね。)

 

それ以外にも、組織風土や勤務実態を探るには、

ネット掲示板などよりただいぶ信頼できるかと思います。

(僕もお世話になりました。)

 

代表的なのは以下の3つ。

 

1.キャリコネ

2.転職会議

3.カイシャの評判

 

これらに無料登録し、

「学校法人」と検索して、大学職員の情報を探します。

 

(登録しなくても多少読めますが、最後までは読めなかったり。)

 

当然サイトごとに口コミを書いている人が分散しているので、

ためしにキャリコネに登録してのぞいてみて、

気に入ればほかの2つも無料登録して読み漁ってみてはいかがでしょう。