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そうだ、大学職員になろう〜元銀行員が語る転職とかの話〜

銀行員から大学職員に転職した人のブログ。あることないことテキトーにつらつらと。

面接対策 その3

 前回の続き。

bank2university.hatenablog.com

 

◆前職に関する質問で、用意するエピソード3つ

 

1.前職で挙げた成果(わかりやすいもの)

2.仕事をするうえでの心がけ

3.最も苦労した場面

 

 

1.前職で挙げた成果(わかりやすいもの)

 

前職系のエピソードで、いちばん汎用性の高いのがこれ。

っていうかこれがすべて。

 

僕(銀行員)の場合だと、

 

「前職では法人向け営業をしておりました。

担当先は個人事業主の方から、東証一部上場の大企業まで、

幅広く①150社ほど担当しておりました。

①支店全体で求められる目標は高いものでしたが、

今までの担当者がほとんど面談していなかった先もかなりあること気づき、

②150社すべて、1社残らず面談し、

②すべて記録に残したうえで先輩上司と共有しました。

③先入観を持たずにお客様と接することで、

チャンスが広がると考えたからです。

先輩や上司と意見交換をしながら、お客さまのニーズに沿った提案を心がけ、

その結果、④目標の120%以上を常にキープできました」

 

…的なやつです。

 

 

これ、コツがありまして、

内容は自分で経験した場面を思い返して、

 

状況説明→思い&行動→結果

 

この構造で作っていけばOK。

 

 

 

 

①どんな状況だったのか

 

社外の人間である面接官にもわかりやすいように、

端的に状況を説明。専門用語の使用はNG。

 

(信用保証協会付き融資の目標が10億ありました、

外貨建一時払終身の販売に注力しました…みたいな。

相手のわからないであろう言葉をかみ砕く能力もコミュ力のうち。。。)

 

 

 

②どんな行動を取ったか

 

①で説明した状況を打開する具体的な方法を、

これまた端的に。

大学職員的には、周囲と協力したエピソードが欲しいです。

1人でゴリゴリ何かを成し遂げるような場面は、

大学職員にはあまりないです。

 

(少なくとも僕が聞く限り。)

 

 

 

③どんな思いで行動を取ったのか

 

②と③は逆でもいいです。

思い→行動

行動→なぜならこういう思いだったから

 

ここは素直に、どうしてその行動に至ったのかを。

ここを省いてしまうと、

「主体性」の要素が印象から抜け落ちてしまいます。

誰かに言われたからではなく、

「こういう考え、思いで」行動しましたということ。

 

前回も書きましたが、

大事なのは「主体性」と「適性」です。

 

 

 

④その結果具体的にどうなったのか

 

絶対に数字で表してください。

(コレ大事。)

 

目標に対して何%売り上げたのか。

今までの作業時間を何分の1にできたのか。

コストを何%抑えたのか。

客が何人増えたのか。

 

正直面接官も、数字で言われたとしても、

正確な実際のところまでは理解していません。

 

ただ、数字を用いずに

「これだけやりました」

とグダグダ伝えるのって、単純に印象が良くないです。

 

やはり結果はスパッと数字でいきましょう。

 

 

 

 

2.仕事をするうえでの心がけ

 

これは1.前職で挙げた成果(わかりやすいもの)よりも、

「どんな思いか」「どんな行動を取っているか」

に焦点があたっています。

 

同じ内容で行くとすれば、

 

お客様のニーズを拾うことを心がけている

→具体的には150社全部当たって記録に残して共有している

 

こんな具合でしょうか。

 

 

ただし質問によっては、

「信念」に近いものを要求される場面もあるので、

1.前職で挙げた成果(わかりやすいもの)で用意したものとは

別のストーリーを用意したいです。

 

「あなたにとって、仕事とはなんですか」

「仕事をするうえでの工夫はなんですか」

 

みたいな。

 

ただこれも「思い」と「行動」が具体的で、

かつ大学職員っぽければOK。

 

(つまり「絶対に誰にも負けないように」系よりは、

「周りとの調和を考える」系の方がベター。)

 

 

 

 

3.最も苦労した場面

 

これも基本的な構造は

1.前職で挙げた成果(わかりやすいもの)

と一緒。

 

トーリーが違うだけで、

状況説明→思い→行動→結果

の流れでOK。

 

ここでも、「どのように乗り越えたのか」という行動は、

自分なりに情報収集と分析をし、

周囲と協力して乗り越えた場面をチョイスするとよいです。

 

 

◆「主体性」と「適性」を意識してエピソード構築する。

 

いかがでしょうか。

結局面接官が聞きたい事は「主体性」と「適性」だということ。

エピソードの構造にはパターンがあること。

 

この辺を押さえていれば、

前職系の質問で詰まることはないです、

というお話。

 

 

面接対策 その2

以前書いた、面接で整理すべきこと5つ

1.前職についた理由

2.前職で経験したこと、身についたノウハウ

3.転職理由

4.志望動機

5.ビジョン

今回は1と2、「前職について」をつらつらとイキマス。

 

 

bank2university.hatenablog.com

 

 

◆前職について聞く、面接官の真意

 

「なぜ現在の職場を選ばれたのですか?」

「現在の職場ではなにをされていますか?」

「現在の職場で心がけていることは?」

 

前職について聞く理由は主に2つ。

 

1.主体性(想定される働きぶり)のチェック

 

「主体的に考え、自ら行動を取れているか」ということを見ています。

 

現在の職場を選んだ理由は、

(「内定が早く出たから」「大手だから」がホンネだとしても笑)

当時のことをじっくり振り返り、考え抜いて選んだ職場として

返答していくことが重要です。

 

すると後で

「そこまで考え抜いた職場をなぜ辞めるのですか?」

必ず 聞かれますので、その準備もぬかりなく。

 

現在の職場でなにをしているかは、

「自己紹介をしてください」としか言われないことが多いです。

これが来たら、3分程度で名前と前職での仕事内容、

心がけと簡単な成果をサラッと言う感じ。

 

いずれにせよ、

「この返答で、主体性がアピれるのか」

を常に自問自答してください。

 

2.何ができるのかをチェック(自己PR)

 

前職エピソードの内容から、

 

・すぐに使える能力やスキルを身につけているか

・大学職員に馴染める性格か

 

を見ています。

 

いわゆる自己PR的な要素ですね!

 

転職の場合、採用したいポストがある程度決まっているので、

募集要項に記載があればそこにハマる能力やスキルのアピールを。

 

何も書いていなければ、

自分で配属部署を想定してアピールしてOK。

 

自己PRは前職で身につけたモノで攻めるべし。

 

 

◆大学職員っぽい適性4つ

 

このブログは大学職員になる!をテーマとしております。

当然大学職員になるには、

業務内容にマッチした適性で攻めるべき。

いくつかあげてみます。

 

1.調整力

 

大学職員は、他部署との連携が非常に多く、

また教授・教員の先生や、学生・保護者、外部業者…

様々な立場の人と協力しながら目的を達成する日々なわけです。

 

例えば、入試課に配属され入試運営を担当した場合、

入試当日は他部署の職員が応援として駆り出され、

誘導案内や試験監督をします。

また、入試の採点は教員や、これも他部署の職員がサポートに入ったりします。

 

これを上手く取りまとめるには、

他部署の状況把握や、教員とのやり取りは不可欠。

 

前職での

「他部署との連携で実践していること」

「立場の違う人と協力し目標を達成したこと」

といったエピソードが効果的!

 

2.情報収集力・分析力

 

これは割とどの職場でも必要な能力かと思います。

多くの情報から、重要な情報をセレクトし、

それをもとに傾向と対策を練れるチカラです。

 

大学職員の各部署でも同様に必要となってきます。

 

たとえば。

入試広報課では過去のデータからより効果的なオープンキャンパスを開催する、

就職課では就活動向調査から適切なアドバイスをする、

財務課では財務分析から法人経営に関する指針を打ち出す…

といった具合に。

 

3.面倒見の良さ

 

部署にもよりますが、

やはり学生と接する機会が多いのが大学職員の特徴。

 

中には(当然ですが)ちょっと抜けている学生や、

なかなか言うことを聞いてくれない学生もいますので、

「面倒見の良さ」は一つポイントになるかと思います。

 

エピソードとしては、

「後輩の育成に力を入れていた」

「学生時代のサークルに顔を出しOB・OGとして指導をしている」

など、部下や後輩との関わりで工夫していることが中心になります。

 

4.事務系の資格・スキル

 

基本的には資格スキルは必須ではないのですが、

以下の3つは持っていると有利。

 

・PCスキル

(Word、ExcelPowerPointAccess は人並みに使えるか)

・簿記

(経理系で勝ち抜くなら、必須)

・日常会話程度の英語

(留学生受け入れが盛んな偏差値高めの大学はほぼ必須)

 

ちなみに大学職員は、教育機関ということもあり、

「学ぶ姿勢」を大事にするところがある気がしています。

 

よく「履歴書に関係ない資格を書くな」系のアドバイスを目にしますが、

大学職員に限って言えば、直接関係なくとも

履歴書に記載し、「これだけ学んでいました」アピールも全然アリ。

 

実際、僕は銀行員時代に山ほど取った(取らされた)

全く潰しの効かない資格を難しい方からギッシリ書きました。

FP2級とか、銀行業務検定とか、

証券外務員1種とか。

 

するとどうでしょう、

 

「働きながらこれだけ資格を取るのは大変そうですが、

工夫していることは?」

 

(き、きたー!)

 

「職場の先輩・後輩に声をかけ、

一緒に勉強することでモチベーションを保っていました!」

(勉強してます、職場で良好な人間関係築いてましたアピ)

 

という、実話。

 

◆網羅したい具体的な前職エピソード3つ

以下に挙げるエピソードを準備しておけば、

まず「前職」系の質問でつまづくことはありません。

質問の内容は変われど、

面接官の聞きたいポイントは変わらないものです。

 

1.前職で挙げた成果(わかりやすいもの)

2.仕事をするうえでの心がけ

3.最も苦労した場面

 

ナントたったこれだけ。

 

次回、詳しく掘り下げてみます。

経営破綻を予防するための指標

今回は、大学の財政状況を(割と簡単に)分類する方法が

日本私立学校振興・共済事業団から提供されているのです、という話。

 

大学選び(=就職先選び)には、

財務諸表を活用するといいという記事を以前書きましたが、

 

bank2university.hatenablog.com

 

 

 

その学校法人の公表している財務内容を見つつ、

Yes or Noのフローチャートをたどれば、

正常状態からレッドゾーンまで

判定ができるというものが、存在するんです。

 

コイツが結構有能だと個人的には思っていまして。

客観的に財務判断ができて、

しかも結果がイメージしやすいというか。

レッドゾーンとか、いかにもヤバそうだし。。。)

 

それが こちらのページで公開されています。

 

 

こんな具合で。

f:id:bank2university:20170406190947j:plain

定量的な経営判断指標に基づく経営状態の区分(法人全体)」(pdfで開きます)

 

 

経営判断指標

 

経営判断指標とは

「経営破綻を予防するための指標」である。

 

特徴

1.教育研究活動にかかるキャッシュフローの状況により判定

2.外部負債、運用資産の状況を加味して経営継続(可能)年数を算出

3.定量的な絶対評価である

4.法人の個別事情に応じた修正が必要な場合も多々ある

 

学校法人会計基準改正に対応した新たな財務比率等についてより

(pdfで開きます)

 

…ということで。

平たくいうとですね。

 

このフローチャートを使って、

学校の本業である「教育」に関して、

「おカネが底をつかないように運営できているか」

をランク付けします、と。

つまりはこういうことです。

 

 

フローチャートの質問事項

 

1.教育研究活動資金収支差額で2年連続の赤字があるか

2.外部負債と運用資産を比較して外部負債が超過しているか

3.外部負債を約定年数又は10年以内に返済できるか

4.修正前受金保有率が100%を切っていないか

5.経常収支差額が2年連続して赤字であるか

6.黒字幅は10%未満か

7.積立率が100%未満か

 

このチャート上で特に大事なのは1、3、4、5。

これらをクリアしていれば「正常状態」、

1つでもクリアしていなければイエローゾーン以下の可能性ありです。

 

 

1. 教育研究活動資金収支差額で2年連続の赤字があるか

 

チャートの1番目にくる設問ですが、

ここでYesがついた瞬間、

正常状態(A1~A3)になることが不可能になるという

何とも無慈悲なつくり。

 

しかしこれは当然のことで、

 

「教育研究活動資金収支差額が赤字」

イコール

「教育関係で入ってくるおカネ(授業料、入学金、補助金etc)よりも、

教育にかかる費用(教職員の人件費、教材費、消耗品費etc)の方が多いですよ状態」

 

しかもそれが2年連続していますという。

 

これ教育機関としてどうなんでしょ?

…ということが1の設問で問われているワケです。

 

※「教育研究活動資金収支差額」は、

「活動区分資金収支計算書」という書類に出ています。

 

3.外部負債を約定年数又は10年以内に返済できるか

 

これは1が黒字だった場合、その黒字の金額で

保有している借金をどのくらい返していけるかという設問。

 

計算式は明示されていませんが、

過去3期平均の教育研究活動資金収支差額の10倍以上借金があれば、

Noとみていいのではないでしょうか。

約定年数が10年以上ある場合もあるので一概には言えませんけども、

目安として。

 

※借金=借入金+学校債+未払金+手形債務(支払手形)

 これらは「貸借対照表」に載っています。

 

 

4.修正前受金保有率が100%を切っていないか

 

計算式は

運用資産÷前受金です。

 

前受金とは、

「来年度以降で使うために前もって受け取っているおカネ」

のこと。

入学金や授業料を3月に受け取って、4月以降に使っていくようなイメージです。

 

運用資産とは、

現預金+特定資産+有価証券

のこと。

「持っているおカネ or すぐに現金化して使えるもの」的なイメージ。

 

前受金は年度末時点では当然全額未使用であるハズなので、

少なくとも修正前前受金保有率は100%以上になりますが、

これが100%を切るとなると、

「手元のおカネが無さすぎて、

来年度に使うべきおカネを先食いしている」

という結構しんどい状況。

 

※現預金、特定資産、有価証券、前受金は「貸借対照表」に載っています。

 

 

5.経常収支差額が2年連続して赤字であるか

 

経常収支差額は一般企業でいう経常利益のようなもの。

これが赤字ということは、

法人としてトータルで儲かっていないということです。

 

※経常収支差額は「事業活動収支計算書」に載っています。

 

 

◆大学は「正常状態」に近づく努力をしているハズ

 

上に取り上げた5項目が、全て良い方向に転んで初めて、

「正常状態」に区分されます。

 

直近の状態が「正常状態」である大学を狙った方がいいことは言うまでもありません。

 

イエローゾーン以下の大学に勤めたいという場合は、

フローチャートの質問事項のどの部分をクリアすれば正常状態となるのかを確認し、

面接の逆質問のネタにすると、

一歩抜け出せるのではないかと。

 

(「◯◯の点を改善するための取組を教えてください」という感じで)

 

 

さーてみなさんも気になる学校法人の財務諸表を当てはめて、

フローチャートを有効活用しましょー。

 

面接対策 その1

大学職員になるには、

当然ながら採用試験を受けて内定を取るしかないわけで。

そんな採用試験について、いろいろと書いていきます。

今日は、面接対策についての導入です。

 

◆面接は「コツ」を押さえていないと突破不可能。

 

僕は元銀行員でバリバリの営業マンだったので、

 

「面接なんか余裕っしょ!

こちとら何度修羅場をくぐったと思ってるんでぃ!」

 

と、謎の江戸っ子感も出しつつ、

転職面接を舐めまくっておりました。

 

もともと口も達者なので、

新卒で就活していたときは、

通常の面接で落ちたことはありませんでした。

(最終面接は1~2回ダメでしたが。)

 

 

でもね。

 

 

転職面接って、

明確に「コツ」があるんですよね。

 

大学職員の場合、倍率が高いので

これを押さえていても、落ちるときは落ちますが、

 

 

押さえていないと100%無理です。

絶対通るわけない。

 

と、面接が得意な(と思っていた)僕でも痛感しました。

 

ということで、理解しないとヤバイ

「コツ」や「ポイント」を

解説していこうと思うのです。

 

◆新卒面接と転職面接の違い

 

1.転職面接はポストが決まっている

 

これは以前の記事でも触れましたが、

 

bank2university.hatenablog.com

 

新卒はポテンシャルで採用するのに対し、

転職では採用したいポストがある程度決まっている!という話。

 

それゆえに、

「前職で何を身につけ、想定されるポストでどう活かすのか?」

は面接のメインストーリーになってきます。

 

要は、

 

 

熱意や流暢な受け答えだけでは無理。

 

 

ということ。次。

 

 

2.仕事を変える理由が必要

 

(以下、僕が経験した初めての面接時の回想)

 

僕「~という経験から、

 貴学の益々の発展に寄与していきたいと考えております。(キリッ)」

 

面「ふーん…わかりました。

でもなんでそんなに活躍しているのに銀行辞めるの?

経歴を見てると、だいぶ期待もされてるみたいだけど…?」

 

 

(うっ…。)

 

(回想終了)

 

…はい、この面接落ちました。(泣)

 

面接官がこれを聞く理由はこうです。

 

「うちも同じような理由で辞められては困る」

 

これに対して、アンサーとなるような返答ができるかが勝負。

 

◆転職面接で整理すべきこと5つ

 

面接というと、正直ビビってしまうかと思いますが、

基本的には聞かれる内容はどこも一緒です。

(大学職員も、一般企業も。)

 

以下の5つを「軸」に面接は展開されます。

 

1.前職についた理由

 

2.前職で経験したこと、身についたノウハウ

 

3.転職理由

 

4.志望動機

 

5.ビジョン

 

経験上、本当にコレだけ。

 

これらを準備することで、

精神的にもだいぶ安定して面接に臨めます。

この5つは、必ず頭の中に置いておいてください。

 

 

潰れない大学を見極める その2

「定員割れの大学が増えている」って聞いたことありません?

 

全国の私立大学のうち、

2015年度は43.2%に当たる250校が定員割れになったと文部科学省が発表しています。

しかも、定員の50%にも届かない大学が13校あるんだとか。

 

定員割れする大学を、今日は「立地」をキーワードに見ていきます。

 

◆大学のメイン収入源は「入学金・授業料」。

 

普通の企業であれば、

日々の売上を積み重ねることによって1年間の収入となりますが、

大学は、新入生の数が一度確定してしまえば、

その後1年間の収入はほぼ確定してしまいます。

 

つまり、この「学生数」が集まっているか否かが

「潰れない」大学を見極めるうえでは必須の情報となりまっせ、

というお話。

 

 ◆定員割れ=定員充足率が100%未満

 

大学は学部学科ごと「定員」を定めて、文部科学省に届け出ています。

その定員に対して学生がどれだけ在籍しているのかを見れば、

学生集めが順調か、はたまたヤバそうかが見て取れます。

 

この定員に対する在学生の数の割合のことを

「定員充足率」

といいます。

 

「大学名 定員充足率」

 

で検索すると、HP上で公開している大学は

すんなりヒットするでしょう。

 

ちなみに、過去4年間の平均定員充足率が低いワースト10は

 

31.3%…苫小牧駒沢(北海道)

31.9%…松陰(神奈川県)

39.8%…保険医療経営(千葉県)

42.4%…開智国際(千葉県)

44.0%…宇都宮共和(栃木県)

46.9%…高岡法科(富山県)

51.4%…奈良学園(奈良県)

51.7%…稚内北星学園(北海道)

53.1%…愛知文教(愛知県)

53.9%…神戸医療福祉(兵庫県)

 

「危ない大学・消える大学2017」より

 

とのこと。

(さらに公開されているデータでは測定ができない大学が7校あるらしい。 )

 

ここまで定員が割れていると、

入学金や授業料収入は期待できず、

かなり経営厳しいはず。

 

当然、職員として門を叩くには

相当な理由がない限り見送りたいところ。

 

 

◆地方大学はヤバイのか。

 

過疎化、東京一極集中などが叫ばれる昨今、

大学経営も立地の影響を受けるのは

容易に想像がつくと思います。

 

 

エリア別の定員充足率を見てみると、

 

1.109.9%…東京都

2.107.6%…大阪府

3.106.3%…京都府

4.106.1%…愛知県

5.104.8%…神奈川県

19.94.3%…広島県

20.88.6%…四国

21.84.9%…東北(宮城県を除く)

 

日本私立学校振興・共済事業団 公表データより

 

やっぱあきらかに偏っている…!!

 

上位エリアは、

そりゃあもともとの人口も多いし、

学生だって都会に憧れますし、多少偏るにしてもですよ。

下位の方はエリア平均で定員割れてるってヤバイ。

 

しかも、世の中の情勢的には劇的な改善は難しいでしょう。

地方の大学ヤバイ。

 

(他に言いようはないものか。)

 

 

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◆結局のところ、立地はすごく大事。

 

前述のとおり、

立地が募集力に影響を与えているのはあきらか。

 

「潰れない大学」は、

学生数をしっかり確保できている大学。

そして学生確保の大きな要素の1つが「立地」。

 

どうしてもその場所に勤めたい理由が無い限り、

人口の多いエリアから求人を探すのが無難。

 

と、いうお話。

 

(逆に、立地が悪くとも、

しっかりとした教育を行い

学生を確保している大学もありますが。

そこを受ける際には、その事実自体が

志望動機と絡められます。

志望動機の作り方もそのうち書きます。見捨てないでね、っと。)

新卒採用と中途採用の違い。

大学職員は、中途採用が占める割合が比較的多いです。

新卒としての「就活」と、銀行を辞めて大学を受けた「転職活動」では

(転活っていうのかな…??)

違いが多く、初めは僕も戸惑いました。

 

まず、就活と転活(と呼ぶことにします。)の違いをまとめてみます。

転職全般的な話になってしまいますが、

大学を受ける際も必ず通る道として知っておいてください。

 

◆採用する側が重視するポイントが全然違う!

 

新卒採用は、就業経験が無い状態での採用ですので、

将来性やポテンシャルを重視して採用します。

大学時代頑張ったこと等を通じて自己PRをするわけですね。

(懐かしい。)

 

しかし。

中途採用は、実績や実務上での能力を必要とされます。

あくまで、仕事での結果やノウハウが、

大学(採用する側)にとってどう活きるのか。

それが最重要ポイントです。

「前の職場で、何をどれくらいやったため、

こういった能力が身についており、

大学でのこの仕事に活かせます」

といった、具体的かつ一貫性のあるストーリーを描きましょう。

 

◆提出書類が違う!

 

転職活動には、通常のエントリーシートや履歴書以外に、

職務経歴書が必要になります。

職歴を重視する転活ならではの書類です。

しかしこれ、意外にクセモノでして、

書式が自由なんです。

(その割に、しっかり書かないと面接にもたどり着けないという…。)

 

転職サイトで書式をダウンロードして加工するのが無難です。

 

マイナビエージェントあたりがだいぶ親切。

 

◆配属部署を想定して面接してくる!

 

新卒採用は、大量に採用して

年齢ごとの社員人数ピラミッドを保っていく狙いもあるため、

ポテンシャル(コミュ力がありそう、地頭が良さそう等)で採用して、

後から配属を振り分けます。

 

ところが、

中途採用=即戦力。

 

中途採用をかけるということは、

 

「すぐにモノになる戦力が欲しい

具体的な部署がある」

 

ということです。

 

そもそも大学職員の場合、

採用人数が5人以下の少人数になるケースも多いわけで、

尚更すぐに使えそうな人材を採りたいハズなのです。

 

(聞いた話だと、1人の採用枠に150人来るとかの世界らしいッス。)

 

自分の専門スキルや、職場で身につけたノウハウを、

いかに大学の具体的な部署にハメ込んで、ストーリーを展開していくか。

 

ここがキモになってくるわけでございます。

 

 ◆募集時期が決まっていない!募集情報の収集が大事!

 

新卒は3月1日から解禁!みんな一斉にヨーイドン!なわけですが、

中途採用は人材が欲しくなったタイミングで求人募集をかけます。

大学ごとに本当にバラバラ。

なので、気になる大学があっても募集をしていなかったり、

求人募集を見つけたけど、エントリーシート締切が明日。。。

 

(これ実際僕もよくありました…。)

 

こういうことが多発しますので、情報を広く収集することが、

ナイスな求人募集に出会うポイントです。

 

大学職員の募集は、

マイナビ転職・リクナビNEXT等の大手転職サイトに

募集を出す大学もありますが、そこは何しろ人気業種。

 

応募の殺到を避けるために

「非公開求人」でエージェント系のサイトに出すこともあります。

 

あとは、優良な学校法人でも中規模程度で採用1人とかだと

ハローワークと学校の公式HPだけ」という学校もあります。

大企業と違って人事部が数人しかいないのに、

何百通もエントリーシートが来たら困るということもあるようです。

 

(それでも相当応募来るみたいですけどね。)

 

ということで、広く情報を収集するために、

登録しておきたい転職サイトをのせておきます。

 

サイトで求人を探す場合は、

「学校法人」「大学」のキーワードで検索。

大学職員以外の求人が引っかかることが多いですが、

 

(一般企業も、学校法人や大学で引っかかるように

求人にキーワードをわざと入れ込んでいるような気がする…)

 

根気よく、定期的にチェックすることをオススメします。

 

 

<転職サイト系>

 

1.マイナビ転職

2.リクナビNEXT

3.キャリアインデックス

 

マイナビ転職、リクナビNEXTに出している学校法人はやはり多いですね。

キャリアインデックスは、

ハローワーク+40の転職サイト(マイナビ転職・リクナビNEXT含む)

の求人が拾えるので、オススメです。

 

 

<エージェント系>

 

1.マイナビエージェント

2.リクルートエージェント

3.キャリコネ転職サービス

 

エージェント系は、非公開求人を扱っていることと、

担当のエージェントがサポートをしてくれることがメリットです。

エージェントは当然転職のプロなので、

大学職員以外の道も開けるかもしれないですね。

結局のところ幸せな転職ができれば、それでOKだと思います。えぇ。

キャリコネに関しては、企業の口コミも見れるので、

割と役に立ちます。

 

 

<その他>

 

大学職員への道

 

大学職員の公開されている求人をまとめてくれています。

最終的に応募はHPからや、

転職サイトを通じておこなうことになります。

 

漏れなく情報を収集するには、

紹介した転職サイト・エージェント・その他を広く組み合わせていくのがいいのかなと思います。

 

 

と、言うわけで。

新卒との違いをしっかりと把握し、

サクッと内定取ってさっさと転職しましょ。

最新の大学職員給与事情についてまとめてみる。

 

「大学職員の給料は高い」と言われて久しいですが、

今いちど、ウワサの「大学職員の給与」について、

ソースとともにまとめてみたいと思います。

僕自身が転職活動するとき、

色んなブログやネットニュースに情報が散らばっていて、

どうもわかりづらいと思っていたもので。。。

 

◆私立大学職員の平均年収は735万円。

 

ソースは「大学職員希望者のための就活セミナー」資料 (pdfで開きます)。

20ページ目に

 

平均年齢42.8歳、平均年収7,345千円

(日本私立学校振興・共済事業団資料より引用)

 

とあります。

日本私立学校振興・共済事業団の資料ですので、

私立大学が対象と思われます。

 

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これが実際のページ。

グラフを見てみると、

だいたい50歳くらいで900万円ほどでしょうか。

完全な年功序列の推移となっていますね。

 

ただし、この資料は平成17年、つまり2005年のデータとなります。

この資料以降に信用できるソースは発見できませんでしたので、

今現在もこの水準を保てているのかは不明です。

 

(まぁそれでも、僕の感覚からになりますが、

大手上場企業並みの待遇は確保しているところが多い

と言っていいんじゃないでしょうかね。)

 

◆私立大学職員年収ランキング

 

現在ネット上で確認できるものをまとめてみました。

2005~2009年に作成されたソースをもとに、

35歳~55歳年収の平均値を取ってランキングを作成。

 

1.1,158万円…関西大学

2.1,128万円…明治大学

3.1,127万円…大阪芸術大学

4.1,127万円…阪南大学

5.1,123万円…駒澤大学

6.1,102万円…中央大学

7.1,098万円…立教大学

8.1,097万円…桃山学院大学

9.1,058万円…神戸学院大学

10.1,050万円…早稲田大学

 

おぅふ…。

(すげぇなオイ。)

 

 

 

ソースは

「きかんし私大教連 大阪No48・京滋No133(2008年5月号)」

「京滋地区私立大学教職員組合連合機関紙No144(2009.5.28号)」

「2004年東京地区私立大学教職員組合連合作成資料」

「2008年度春闘資料(発行元不明)」(これをソースと言っていいのかは微妙…)

です。

もちろん、今現在もこの水準を保てているのかは(略

 

ということで、

現在ネットで名前があがっている大学を列挙し、

まとめたものがこちら。

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◆国立大学職員の平均年収は576万円。

 

ソースは国立大学法人等の役職員の給与等の水準(平成27年度)(pdfで開きます)。

2ページ目に

 

事務・技術職員 平均年間給与 平成27年度 5,766千円

 

 とあります。

私立大学と比べると低いですが、国立大学の安定感は魅力です。

 

さらに、この資料には個別の大学名と平均給与が記載されています。

 

◆国立大学職員年収ランキング

 

1.6,601千円…東京大学

2.6,599千円…東京海洋大学

3.6,356千円…電気通信大学

4.6,355千円…お茶の水女子大学

5.6,346千円…埼玉大学

6.6,336千円…名古屋工業大学

7.6,291千円…東京農工大学

8.6,271千円…東京外国語大学

9.6,210千円…東京工業大学

10.6,186千円…筑波大学

 

国立大学の給与は、国家公務員を基準にしているので、

都会であるほど、年収が上がる仕組みになっています。

(この辺はまた別の機会にまとめますが。)

 

なお、資料の中には、

 

給与水準の比較指標では

国家公務員の水準未満となっていること等から

給与水準は適正であると考える。

引き続き適正な給与水準の維持に努めていただきたい。

 

というコメントが各大学にされており、

ランキング1位の東京大学にも同様のコメントが。

「国家公務員の水準を超えるなよ!?」という

圧力的なものがありそうなので、

今後も国立大学職員の給与がずば抜けて高くなるということはなさそうです。

 

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◆まぁぶっちゃけ。

 

私立大学の給与水準は一般的なサラリーマンかそれ以上というのは間違いないですが、

ネット上に転がっている情報は古いですし、

その情報が真実であったとしても、

今回まとめた私立大学ランキングの上位ほど貰える大学はごく僅かだと僕は思います。

 

(同業者に聞いたこともありますが、みなさん同意見の様子。)

 

もし、自分が受ける大学の、

本当のところの給与水準が気になるのであれば、

(気にならない人はいないか…)

事前調査としては、登録制の口コミサイトが現状最も有効です。

僕も実際、転職にあたっては結構手掛かりになりました。

 

◆とりあえず登録しておくと良い転職系口コミサイト。

 

時代は非常に便利になったもので、

無料登録をすると口コミが見れるサイトが結構あります。

代表的なのは以下の3つ。

 

1.キャリコネ

2.転職会議

3.カイシャの評判

 

この辺りに無料登録し、

「学校法人」と検索すると、結構な量の大学職員情報が取れます。

(登録しなくても多少読めますが、最後まで読めなかったりします。)

 

当然サイトごとに口コミを書いている人が分散しているので、

とりあえず3つとも無料登録して読み漁るのがいいのかなと。

 

 

 

給与事情については、こんなところでございます。