そうだ、大学職員になろう 〜元銀行員が語る転職とかの話〜

銀行員から大学職員へ、サラッと転職した人のブログ。大学職員専用の転職ノウハウをつらつらと。

まだ銀行員やってるの?? その2

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前回、

 

「銀行員の仕事は今後大変になっていくし、

辞めたいならすぐ動いた方がいいと思う。」

 

…ということを書きました。

www.bank2university.com

 

今回は、銀行員がイマイチ転職に踏み切れない理由をまとめてみます。

 

 

 

 

銀行員が転職にビビる理由

 

銀行という業界は一般の企業に比べて

雰囲気的に非常に保守的で、独特。

 

それゆえに、

この転職が一般的になってきている昨今において、

銀行員はどうも転職にビビりがちというか、

転職にネガティブなイメージを持ちがちかなと。

 

だからこそ、

「銀行で働くのはもうイヤ、でも転職はこわい…」

とズルズル銀行員をやってしまう人が多いのだと僕は思います。

 

なぜビビってしまうのか、

そしてそれは本当にビビるに値することなのか。

考えていきたいと思います。

 

 

中途採用が周囲に少ない

 

銀行は一般企業に比べて、新卒を大量採用し、中途採用が少ない。

いわゆるプロパー行員がほとんどだと思います。

つまり、職場に転職を経験した人が極端に少ないのです。

 

銀行しか知らないと、銀行の常識が世の中の常識と思ってしまうもの。

先輩や上司が新卒で入行し、

そのまま退職まで勤め上げていくのを見ているうちに、

 

「転職をすることは珍しいことで、

すごくイレギュラーな行動なのでは!?」

 

…なんて思ってしまうという。

 

 

しかし、そんなことは全然なくて。

 

実際に僕が今勤めている大学の職員も、

新卒・転職の比率は半々くらいなイメージ。

 

転職は「当たり前に行われていること」なのです。

 

(実際に、転職希望者の数は

600~700万人いると言われています。)

 

そして転職サイトや転職エージェントに登録している人の多くは転職がまだ済んでいない「転職希望者」の状態です。このような転職をしたいとは考えているものの、現在転職活動中、もしくはこれから転職活動を始めようと考えている人たちも含めると、潜在的な転職者は年間で600万~700万人程度に達するとも言われています。

 

日本の年間の転職者数はどのくらい?| 転職エージェントみんなの口コミ評判より

 

 

ネームバリューがある

 

「銀行に勤めてます!」って、

ぶっちゃけすごくネームバリューありますよね。

 

メガバンクは不動の人気企業というイメージがありますし、

地銀も、地元では優良企業という認識であることが多いです。

 

就職が決まったとき、親御さんもさぞ喜んだことでしょう。。。

周りからも、「銀行員なんてすごい、安定していてうらやましい」

…なんて言われたことが1度はあるはず。

 

そうなると、銀行員が転職を考えるとき

 

「こんなにネームバリューのある仕事を辞めるのは

もったいないのでは?」

 

…という考えが頭をよぎるわけです。

 

 

しかし、これももう情報が古いです。

まわりや家族は銀行を少し前のイメージで語っています。

 

実際、人気就職先ランキングでは銀行の順位は下がっています。

これだけメガバンクが大量に人員削減するといったニュースが流れていれば

当然かなと思いますが。

news.livedoor.com

 

なにより銀行員自身が

銀行の最新の内情をいちばん知っているはず。

周囲の評判に流されないことが大事だと思います。

 

 

福利厚生が充実している

 

銀行の福利厚生は、正直けっこういいです。

給料も平均よりはもらえますし、

住宅に関する手当や、有給や残業なんかも

最近はだいぶ改善されているのではないでしょうか。

 

そうなると、やっぱり辞めるのはもったいない…

 

…と、思ってしまいそうです。

 

 

しかし、これに関しては他の会社も、

同レベルのところはそこそこあるんです。

 

特に、大学職員なんかは、

福利厚生的に銀行にあまり引けを取らないです

 

私立大学職員に限定していうと、

私学共済という団体のサービスが充実してるのです。

 

銀行員に馴染みのあるところでいくと、

いわゆる財形の利率が0.25%とウソみたいに高い

この記事を書いている時点の一般的な定期預金利率の25倍。

積立貯金のご案内(pdfで開きます)

 

私学共済で加入できる生命保険も、

冗談かと思うレベルで安かったり。

私学共済 共済定期保険事業 家族年金コース(死亡保障)

 

確かに、銀行の福利厚生は充実している方ですが、

クチコミサイトなどで他の企業について情報収集をしてみるだけでも

視野がだいぶ広がるかと思います。

 

www.bank2university.com

 

 

ビビる必要はない!

 

いかがでしょうか。

銀行員という環境では、

なにかと転職にビビってしまうことも多いです。

 

しかし、ここまで書いたとおり、

その恐怖心や心配の多くは取るに足らないものですし、

情報収集をしてみればスッキリするものばかり。

 

ぜひ、ちょっとだけでも具体的に行動してみてください。

 

よい転職を!

 

 

 

 (大学職員になろうかな、という方はこのあたりから。)

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