そうだ、大学職員になろう 〜元銀行員が語る転職とかの話〜

銀行員から大学職員へ、サラッと転職した人のブログ。大学職員専用の転職ノウハウをつらつらと。

大学職員の採用試験で、なぜ小論文の出題が多いのか

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どうもいつきです。

最近、以前書いた小論文についての記事がよく読んでいただけているみたいで、

ありがたい限りなのです。

 

(これ。) 

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これについて、少し深堀りして、

そもそもなぜ小論文なんてものを出題するのか

その意図について書いてみようと思います。

 

 

小論文で測られる能力とは

 

小論文を出題するということは、

小論文を書いてもらうことで

 

「あること」

 

が備わっている人かどうかをチェックしているわけです。

試験なので当然ですが、目の前にある問題に取り掛かる前に、

 

「そもそもこれって何のためにやってること?」

 

ということを明確にしておくことが、

採用試験突破のカギだったりするのです。

 

 

 

一般的に考えられるもの

 

論理的な思考力

筋道を立てて自分の思いを相手に伝えることができるか。

これを見るというのが基本です。

結局何が言いたいの?というような文章ではなく、

スッキリ読みやすい文章が求められるわけです。

 

ここが小論文のド真ん中なので、

過去記事もここに絞って書いてあります。

論理的に書くことが小論文攻略には絶対必要です。

(正直、無対策は厳しい。)

 

参考にしてみてください。

 

一般常識

例えば、

 

「現代の子どもの教育において大事なこととは?」

 

問いがあったとして。

 

「殴って恐怖心を植え付け、

おとなしくさせることです。」

 

なんて回答で、採用されるわけがないですよね。。。

(でも、たまにいるんです。目立とうとして逆張りする人。)

 

どんなに論理的であったとしても、

一般的な善悪は踏まえておくべきです。

変に奇をてらった回答はリスキーです。

 

これはかなり大げさな例ですが、

小論文を読む人は「初対面である」ということを

念頭に置いておきましょう。

 

また、あまりに漢字間違いが多かったり

字が汚かったりするのも悪印象です。

書けない漢字があったら無理をせず、

違う言い回しを考えるのもひとつの手ですね。

 

大学職員ならではのもの

教育業界への興味・関心

小論文の設問は、だいたいの場合「教育業界に関する設問」です。

 

「大学を取り巻く環境を踏まえ、

本学がこの先どのような取組みをすべきか」

 

「世界で通用する学生とはどのような学生か」

 

「大学職員として、どのように社会へ貢献したいか」

 

などの、教育業界の現状を語ったうえで論じる系が多く出題されます。

結局は、大学をはじめとする教育業界がどのような現状で、

今後なにが求められているのかを知っておく必要があります。

 

それを知らない=業界に興味関心が薄い

 

と、取られてしまいます。

「単に大学職員がラクそうだから志望している」

という匂いをゼロにして臨むのが鉄則ですので、

業界の研究は怠らないようにしましょう。

 

 

文章力(読み書きの力)

大学職員は、まだまだ紙文化です。

そして、地方自治体や文部科学省、

私立大学振興・共済事業団からのそれはそれは

 

カターーい文章

 

を紐解かねばならない場面もしばしば。

 

つまり、単純に読み書きに強いというのも

割と大事なスキルでして。

 

「営業トーク得意だけど文章とか

読むの苦手なんスよねぇ。チョリッス。」

 

ではダメということですね。

(こんなヤツいねぇ)

 

 

今後も小論文対策は必須

 

以上のとおり、大学職員の試験では

まだまだ小論文を出題する意味が大きく、

出題頻度は高いといえます。

 

しっかり対策していきましょう!

 

クチコミサイトでの出題情報収集もおすすめです!

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